先日、秋葉原で行われた技術書のオンリーイベント「技術書典 2」にて、LiquidHaskell の同人誌を頒布してきました。
LiquidHaskell は、SMT ソルバをバックエンドとして利用することで、Haskell の持つ型の表現力をより強化する仕組みです。通常の Haskell では型情報としてエンコードできない値レベルの制約を記述できるため、例えば「0 でない Int 型」を定義すればゼロ除算をコンパイル時に検知できます。以前の記事 にちょっとした解説があります。
当日は冊子版を 30 冊と PDF 版ダウンロードカードを 50 シリアル用意し、「冊子 + ダウンロードカード」または「ダウンロードカードのみ」という組み合わせで合計 50 点頒布できるようにしてありましたが、おかげさまで開始から 3 時間の時点で完売しました。正直、もう少し強気の部数でもよかったかなという感じです。
現在、BOOTH にて PDF 版の委託販売を行っています。興味はあったけど買えなかったという方がもしいたらご検討ください。
また、4 月 29 日のニコニコ超会議併設イベント「超技術書典」にもサークル参加予定(1 日目 A-04)です。冊子版の増刷は未定ですが、少なくともダウンロードカードは頒布したいと思います。
ちなみに今回の技術書典、実はサークル参加はおろか同人誌の即売会というものに参加すること自体はじめてでした。申し込みの経緯や準備の流れ、当日の参加レポートなどはエントリを改めて投稿する予定ですが、それはまた別の話。