チェシャ猫の消滅定理

数学にプログラミング、素敵なもの何もかも。

2019-01-01から1年間の記事一覧

OpenShift.run 2019 で Kubernetes のスケジューリングについて話してきました

先日行われた OpenShift コミュニティのイベント OpenShift.run 2019 にて、Kubernetes Scheduler とその関連ツールについて講演してきました。公募 CFP 枠です。 OpenShift のイベントでありながら、OpenShift についてはまったく触れずひたすら Kubernetes…

状態機械を合成してデッドロックを検出できる Go 言語パッケージを作ってみました

はじめに マルチスレッドで動作するプログラムの設計は難しい問題です。個々のスレッドの動作は単純に見えても、複数が並行して動作する場合の動作は組み合わせ論的に複雑になります。また、タイミングに依存する不具合は狙って再現することが難しく、通常の…

CloudNative Days Tokyo 2019 登壇こぼれ話 #CNDT2019

先日行われた CloudNative Days Tokyo 2019 で、Kubernetes のスケジューリングについて発表してきました。公募 CFP 枠です。 www.youtube.com 今回の発表は、実は技術的に目新しい内容をほとんど含んでいません。各トピックは今までいくつかの勉強会で LT …

Docker Meetup Tokyo #31 で Kubernetes 1.15 について話してきました

先日行われた Docker Meetup Tokyo #31 で、Kubernetes 1.15 の Scheduler 周りの新機能について発表してきました。 Kubernetes の Pod Preemption を利用すると、より重要な Pod にノードの計算リソースを割り当てる優先的に割り当てることができ、コストの…

Kubernetes 1.15: SIG Scheduling の変更内容

はじめに 本記事では、Kubernetes 1.15 のリリースノート からスケジューリングに関する内容をまとめました。 なお、SIG Scheduling の変更内容については既に他の方から翻訳記事が出ていますが、本記事は後発ということもあり、すべての機能を実際に触って…

Fun Fun Functional (1) で Haskell と Firebase を使ってライブコーディングしてきました

先日行われた Fun Fun Functional (1) で、Haskell と Firebase を使った Web アプリの作り方について発表してきました。 使用した要素技術は、GHCJS 上のフレームワーク Miso と、Fireabse SDK を呼び出すための DSL である JSaddle です。 GHCJS は Haskel…

Docker Meetup Tokyo #28 で Scheduler のカスタマイズについて話してきました

先日行われた Docker Meetup Tokyo #28で、Kubernetes Scheduler の挙動をカスタマイズする方法について発表してきました。 なお Scheduler のカスタマイズについては、つい最近 Kubernetes Meetup Tokyo #16 でも発表しています。ドキュメント類へのリンク…

Kubernetes Meetup Tokyo #16 で Scheduling Framework について話してきました

先日行われた Kubernetes Meetup Tokyo #16 で、現在 Scheduling SIG で進められているプロジェクト Scheduling Framework について発表してきました。 Kubernetes では、Pod をどの Node に配置するかを決める手続きをスケジューリングと呼びます。 古典的…