Frege のチュートリアル集を日本語に翻訳しました。原著は Dierk Koenig 氏による Frege Goodness · GitBook です。
対象読者
まえがきでも述べられている通り、Frege の (すなわち Haskell の) 基本的な文法については既知のものとして扱われます。より具体的には「すごい Haskell」の前半部分を読んだ、ぐらいでしょうか。例えば型クラス自体は知っている必要がありますが、モナドに対する理解は要求しません。
ちなみに、目を通していただけるとすぐにわかりますが、実は Frege に特有な内容はさほど登場しません。どちらかというと Java プログラマに対して Haskell 的な考え方を導入するために Frege を題材にしている、という印象が近いでしょう。
ただし 「ドット記法の威力」の記事は例外 です。Frege では Haskell と異なり、 Lens に似たドットアクセッサを使用する機能がデフォルトで定義されています。ちょっとした目新しさのある部分なので、すでに Haskell をよく知っている方はここをエントリポイントにするのがオススメです。
公開プラットフォーム
今回の翻訳版は、原著に合わせる意味もあって、GitBook で公開しています。GitBook は特定の形式を持つ Git レポジトリと紐付けておくと自動で電子書籍としてレンダリングしてくれるサービスです。原稿は Markdown あるいは AsciiDoc が使用可能で、各種形式でのダウンロードにも対応しています。
なお、原稿本体は GitHub にホスティングしてあります。誤植や表記ゆれ、誤訳などお気付きの際には issue や PR を上げていただけると大変にありがたいです。
ところで現状、GitBook から日本語書籍を PDF 出力するとフォントが正しく埋め込まれず、中国語フォントになってしまうようです。CSS できちんと指定する必要があるのですが、それはまた別の話。