チェシャ猫の消滅定理

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超技術書典で同人誌『入門 LiquidHaskell』を頒布できませんでした

先日、ニコニコ超会議内で行われた「超技術書典」にて、LiquidHaskell の同人誌でサークル参加してきました。

lh101.dodgsonlabs.com

技術書典 2 ではそこそこの部数が出た ので Haskell 同人誌の需要はゼロではないと踏んでいたのですが、びっくりするぐらい売れません でした。とりあえず後に続く人が同じ轍を踏まないように、今回の様子について記録しておきます。

頒布物

頒布した同人誌は以下の 2 種類です。前者は技術書典 2 で頒布したものの増刷、後者は id:kazeula さんから委託を受けた新刊です。

持ち込んだ(冊子版の)部数と実際に売れた部数は以下の通りでした。

  • 入門 LiquidHaskell : 持ち込み 12 部、実売 1 部
  • GHCJS 入門 : 持ち込み 32 部、実売 7 部

技術書典 2 では開始から 3 時間で 50 部実売できたことを考えると、だいぶ客足に差があることがわかります。『入門 LiquidHaskell』は再販なので売れ行きが落ちるのはわかるのですが、『GHCJS 入門』は新刊にもかかわらずあまり売れていません。

設営

ディスプレイは前回とほぼ同じですが、POP のデザインを変更して簡単な要約をつけてみました。上が今回の超技術書典、 下が前回の技術書典 2 です。

当日の様子

売り上げが芳しくなかった原因ですが、やはり客層というかイベントの趣旨の違いが大きかった、というのが実際に参加した印象です。

前回の技術書典 2 はオンリーイベントで、かつ秋葉原という好立地でした。一方、超技術書典はニコニコ超会議のいちコーナであり、しかも会場は都内から 1 時間はかかる幕張、さらにゲーム実況ステージの正面で大音響にさらされる配置です。

実際、売れるかどうか以前にブースに足を止めるお客さん自体がずっと少なかったように思います。もう少し一般ウケするテーマだったらまた違ったかもしれませんが、いかんせん Haskell は世間的にはマイナすぎました。

釣り糸は、魚がいそうな場所で垂らしましょう。

直販できます

というわけで冊子版の在庫があるので、物理的にコンタクトできる方であれば直販が可能です。冊子 + PDF ダウンロードコードで 800 円です。

『入門 LiquidHaskell』についてはとりあえず次回 5 月 21 日の Haskell-jp もくもく回に在庫を持っていきます。欲しい方は声をかけてください。

haskell-jp.connpass.com

なお PDF 版のみ(内容・価格は冊子付きと同じ)は引き続き BOOTH で委託販売していますので、こちらもよろしくお願いします。

booth.pm

ちなみに「次に書く同人誌」のテーマはすでに決まっていて、Haskell 絡みの内容になる予定です。お披露目は早くても冬のコミックマーケットになりますが、それはまた別の話。